おうち時間

おうち時間でリボべジの始め方ー再生野菜で食卓に彩をー

2020.07.03
リボべジ,再生野菜,ガーデンキッチン,ガーデン菜園
 
今回は、お手軽に始められるリボべジでの始め方とポイントをご紹介します。
おうち時間がまだ長く続きそうな今だからこそ、おうちでリボべジにチャレンジしてみませんか?
 

■リボべジとは

リボーンベジタブルの略。
本来捨ててしまう野菜の根っこ部分やヘタ部分から野菜を育てること。
再生野菜ともいわれ、豆苗などですでにトライされている方もいるのではないでしょうか。
 
リボべジには、プランターなどを使った土栽培と水だけで育てる水耕栽培の2種類があります。
土栽培をする…となると、準備する物が増えてハードルがあがってしまうので、今回は水だけで育てる水耕栽培の方法をご紹介です。
 

■水耕栽培のポイントは3つ!

1.1日1回(気温や湿度のある梅雨~夏は1日2回)水を入れ替える
  水の汚れやカビが生えてしまわない様、こまめに水を新鮮なものに取り換えましょう。
 
2.20度前後の直射日光を避けた日当たりのいい屋内で育てる
  直射日光は日が強すぎて枯れてしまう原因になります。
  カーテン越しの優しい陽の光が当たるくらいが理想です。
 
3.水耕栽培の容器が汚れてきたら、必ず洗い落とす
  容器の汚れは、水質が悪く野菜にも悪影響を及ぼします。
  青っぽいヌメリ(藻)が見えた時は容器を軽くこすってヌメリを落とすようにしましょう。
 

■リボべジ水耕栽培にオススメの野菜

・ネギ(期間:5日~10日程度)
根が付いているものを選びましょう。
脇芽を残した根本を、お水に浸けて成長するまで水替えを行います。
容器は、ネギが成長した時に支えられるような高さのあるグラスや花瓶がおすすめです。
成長したネギは薬味やマリネ、ねぎまなどに使えます◎

ネギにはアリシンという成分が含まれており、抗菌作用があります。
また、血行を促す作用もあり体温を高めたり冷えからくる凝り等の症状からも守ってくれます。

 
・豆苗(期間:7日~10日程度)
買った時についてくるトレーや、豆苗の根が入る容器に水を張り成長させます。
うまくいけば、豆苗は2回収穫することができますがそれ以上は期待ができません。
成長するときに豆の栄養を使うので、新鮮なものを選びチャレンジしてみましょう!
買った時と同じくらいの長さ・大きさになれば収穫の目安です。
サラダやお味噌汁、スープに入れて、食卓の彩りに◎

豆苗は食物繊維が多く、腸内細菌のバランスを整えます。

 
・大根の葉(期間:10日程度)
大根の葉がついているものを選びましょう。
水耕栽培をする前に、葉が枯れかけていたり、不要な箇所はカットしておくとより成長しやすいです。
お花が見えたら収穫時期!
大根は菜の花の仲間で、葉の成長がストップすると花のつぼみが見えてきます。
そうなると葉の成長は見込めないので、収穫して本日の献立に加えましょう♪
味噌汁やふりかけなどにオススメ!

大根の葉っぱはビタミンAやビタミンC、カルシウムが豊富に含まれています。
ビタミンAには抵抗力を強める働きが、ビタミンCは動脈硬化の予防に、カルシウムは骨や歯の形成、筋肉や神経の働きを正常に保つ効果があります。

 
・リーフレタス(期間:1週間程度)
芯から葉の根元10cmくらいまで残し、根元の方だけを水につけます。
ネギ同様に、成長したときに支えられるような少し大きめの容器で栽培することをオススメします。
内側から育ち、黄緑色の葉が見えてきます。
色は購入時ほど鮮やかではありませんが、やわらかくサラダ1食分ほどの量が収穫できます。
注意:赤茶色くなった場所は腐ってしまっている証。もし変色した箇所があればすぐに削り落としましょう。

リーフレタスにはカリウムは約2倍、カルシウムは約3倍、βカロテンは約8倍、ビタミンCは約3倍の量になります。

 
いかがでしたでしょうか。
どれも盛りだくさんに収穫ができるものではありませんが、薬味や彩りの足しに使えそうな量をおうちで、キッチンで収穫できます。
おうち時間が増える今だからこそ、野菜の成長を楽しみながらおうち時間を過ごしませんか?